エンドロールに登場しない功労者

初出2017年8月2日ブログ雑記林

アニメーション映画「君の名は。」のエンドロールで出てこない名前があります。その人の仕事がないとあの片割れ時のシーンは生まれませんでした。なのに皆様は忘れてしまっているようです。こう偉そうなこと書いている私も実はわかりません。

 それは万葉集を書いた人達、それを保存した人達です。文字で書かれなければ言葉はその場限りで消えてしまいます。そして保存されなければ書いた意味がありません。焼けてしまったり虫食いにあったりしたらその言葉は失われてしまいます。千年以上の仕事があってこその名作があります。企画書からすべてが始まったというのは違和感があります。しかし、名前は忘れてしまっています。伝えたかったことは伝わったけど伝えた人は忘れられてしまってます。歴史上の出来事は知っていても誰が伝えたかはあまり知られていません。 三葉が瀧の手に書いたものは彗星だったのではないでしょうか?私にはそう見えました。それを伝えてきた宮水家の末裔としての仕事です。しかし、名前は忘れられてしまいました。伝えたかったことを伝え名前は忘れられてしまいました。
伝えたいことは伝わっても名前を忘れてしまうことは作品の企画書の言葉を借りれば「歴史の流れの中で仕組まれた仕掛け」(コレクターズエディション100Pブックレット P71参照)の一部かもしれません。そしてこの作品も歴史の流れの中に生まれたものであると言えるでしょう。

要するに書いた人や万葉集を保存したりした人がいたからこの作品が生まれる土壌が出来たという事です。
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