いろどり木曽路を追いかけ回して。 その4 夜はナイトビュー姨捨

ハイブリットのリゾート列車。最近JR東日本管内の至るところで見かけますね。ヨンマルの改造でなく新造です。いよいよヨンマルも寿命かな。それにしても流行り廃りがあるリゾート列車で新造とは強気ですね。

その車内ですが真新しい感じがたっぷりです。座席も快適です。一般的な特急列車と同じシンプルな座席配置。これならローカル特急に転用可能ですね。それを18切符利用可能な快速列車で運用するのだから太っ腹としか言いようがありません。

車内チャイムはなんとバッハのコラールではないですか!亡き485系が忍ばれます。ご年配のかたにとっては故郷行きの列車のチャイムなのでしょうか?伝統が引き継がれていて嬉しく思います。

停車駅は篠ノ井、それから終点の姨捨。あっけない。車内が立派な割りにすぐ着くのね。なんと言う贅沢。そうこうしているうちに発車時刻となり列車は動き出します。走り出しも静かです。流石最新鋭。いろどりの車内で飲んでいたし少々はしゃいでたのでゆったり出来るのはありがたい。
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篠ノ井で新幹線と別れ姨捨へ。途中行き違いのために信号所で停車しました。これはこれで貴重な体験です。信号所もスイッチバックで旅客列車に道を譲ります。貨物列車のようです。

それにしても車窓が晴れないです。普段なら善光寺平の絶景が見えてきても良いところなのに大丈夫かな?

あっという間に終点姨捨です。帰りも乗るので荷物を置いて行きたい所ですがそれは叶わず思いリュックを背負って立ち上がりました。

ドアの前で一度立ち止まってしまいました。なんだこの結界は!紫色の霧に包まれています。一歩踏み出したらそこは異世界に突入するのではないでしょうか?夜霧と駅の明かりが産み出す一夜限りの芸術へいざ!!

「これだけ見えないのも珍しい・・・」地元のガイドのかたも困惑気味。今回の目玉が見えないのはやはり困ります。でもこれはこれで良いのではないでしょうか?雲の切れ間から町を見下ろすなんて天空の世界ですよ!ここは前向きに考えましょう!!

ホームの下を四季島が通過していきます。今回は専用ラウンジには寄らないのかな?手を降ってもラウンジには人が居なかったです。少人数での運行なのでしょうがないでしょう。ずいぶん贅沢な使い方ですね。中間車は窓が小さく人が見えずです。そもそも日本三大車窓を前にこちらを向いてくれる方が居るのでしょうか?唯一ダイニングで食事中のご婦人が手を振っていただきました。これも鉄道の良いとこですね。

跨線橋を渡り駅舎へと向かいます。目当ては味噌汁の振る舞いと民話の語りです。信州の田舎味噌はミネラルの味がしてホッとします。具もしっかりしていて山の恵みぎっしりです。
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お楽しみ、民話の時間です。地元更科の方々による語りです。お馴染み姨捨伝説。高校の古典の授業で取り上げられましたが捨ててしまう所までだったような。その続きがハッピーエンドなのは知らなかったです。てか捨てることになった理由も違ったような。色々な伝説があるのですね。

それから「棚田の米はうんまいどー」は楽しいお話でした。お殿様になにか料理をお出しせねばならない羽目になってバタバタするのですが何ができるやらワクワク。鳥を捻るとか現代では想像もつかないです。昔は当たり前だったようですが。

BGMは何故か口琴です。モンゴルの楽器らしいです。不思議な音です。アジア系の音階で日本の民話にも結構合いますね。

姨捨ビューは善光寺平の広大な景色が目玉ですが灯台基暗しですね。こういう山の生活が根付いていて景色も美しいです。活気も未だ未だあると思います。是非こういうところに思いを馳せてみてはどうでしょうか?それにしても四季島ったら何故明るい時間に来ないんだ?夜が真っ暗なそういう所も日本の美しさではないのか!?
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一旦回送されていたリゾートビューが戻ってきました。今度は駅舎側のホームに入線。そのまま長野に折り返すことはできなかったのだろうか?どっちから入って出るかっていうのがきっちり決まっているようですね。

発車土壇場で駅ノートを書いて乗車です。車窓は先刻よりは晴れてきて夜景もだいぶ見えて来ました。
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凄い乗り鉄さんが乗り合わせていました。国鉄時代に乗り潰し達成だそうです。路線図見せていただきましたが特に北海道なんてビックリです。今の路線図がすっからかんやんか!良い時代ですね。全国の鉄道線は勿論ケーブルカーまで。そうなれば営業線では飽き足らず遊園地の乗り物まで進出しているようです。果てがない。その人曰には積み重ねがこうなるとの事。こうなったら続けるしかありませんね。若い三人には刺激になりました。そういえば肝心な夜景はちゃんと見ていませんでした。もう何度も通っているので良いようです。勿体無いような気もしますが流石です。

そして四季島とのすれ違いです。信号所に退避です。やって来ました。あの珍獣見たいな全面はまさに四季島。左側通行に慣れているので対向車が左側を通過していくのに違和感を感じます。ともあれ芸術的な明かりです。
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車内は夜景が見やすいように減灯されています。車両の対角線の位置の電灯を残して消灯されました。まるで485系のこうちょくせくセクションです。広野って電源を切り替えていたのだな。しみじみと思い出に浸りつつ夜景も見ました。
旅も終盤に差し掛かったとき前述の若い三人のうちのもう一人、私と同行者とその一人で三人なのですがなんかその人とは何処かで会ったことがあるようです。北斗星かな?それならよくあるパターンです。3月くらいのようです、と言うことはあの半室ロビーで宴会してめんどくさい人が発生したあれ?図星でした。と言うことで奇跡的、いやいや同じ趣味なんだから何処かで会いそうなのかと言う感じの再会でした。

とりあえず長野に到着。素敵な一時でした。
まだまだ続きます。。。また姨捨にいきますよん。

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