「君の名は。」飛騨の聖地巡礼の旅~ぶらり古川町歩き

飛騨古川は何度か通った事はあるが実際に降り立ったのは初めてである。高山と並ぶ観光地として語られており飛騨第二の都市みたいなイメージがあった。

駅の様子はごくシンプルな造りである。待合室に窓口が有る一般的な田舎の有人駅だ。「ぬくもり飛騨路号」到着時に開かれていた物産市場は長机ごと撤収されていた。目の前にあるのは静かなロータリイだ。タクシーが数台たむろしている。


ここでぼっとしていても勿体無いことだし取り敢えず歩いた。成る程、確かに旧き良き日本家屋が立ち並ぶ 一昔前に入って了ったような街だ。狭い道を発見した。ずんずん行ってみよう。出た先はやはり旧い町並みだ。何本も同じような道が並んでいる。そこを自転車の小学生達が走り抜けて行った。今時の小学生らしくヘルメットの着用を徹底されている。

やがて少し開けた処に出た。角地には茶屋がある。観光地らしく土産物も売っているどうやら「聖地」らしい。張り紙が在る。言われてみれば何となく見覚えがあった。「君の名は。」で司くんと奥寺先輩が五平餅をかぶりいていたっけ。中に入ると一服できる空間になっていた。巡礼者が思い思いに書き込んでいるノートもあった。全国各地から、中には私にとって懐かしい地名もあった。それにしても皆様絵が上手である。今の私には真似できない。お腹は空いていないしまた後で来よう。

またしばらく歩くと川の音が聞こえるそして青空も広がっている。小さな町といえどやはり市街地の空は狭い。一歩を踏み出せば水と空の青さの山の緑あふれる五月の地球がそこにあった。この日は適度に晴れ渡っており写真日和でもあった。何をやっているのだろう。山々の気を吸いとっているような心地だ。

 


よしもう少し市街地を歩こう。図書館へも行ってみたい。再び街の中を歩く。生活感ある街だ。おやおや屋根のついた休憩所がある。観光客を意識したのだろうか。それとも住民の憩いの場であろうか。どちらにせよほっこりさせられる。日常の中に気遣いがあって良い。


飛騨市の図書館は複合施設の表玄関であり大広間でもある。図書館の上に生涯学習施設が在り、隣の奥まった所に堅い雰囲気の役所がある。建物は大変立派である。古代遺跡のような荘厳な外観だ。


さて、「君の名は。」という作品は図書館にこそ本質があると私は考えている。一部の人にしつこいと言われるかも知れないが、図書館に保存してある本を読むということは時間のズレを克服して著者の声を受け取る事である。それだけに欠かせない場処である。作中ではこの地域で起こった架空の災害についての調べ物をするシーンで登場、活用される。

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地域の資料についてはその地域の図書館が多く所蔵している。飛騨市の図書館にもそのようなコーナーが有った。分類記号の順に並んだ書架の一番隅にそれはあった。開放的である。地域資料は狭い地域の出来事を主題としているのでそもそもの出版部数が少ない。そして他の図書館が収集の対象としていない場合も多い。その為特に資料の紛失が許されない。そこで一室場所を取り盗難防止の為持ち込める荷物を最小限にしている図書館も多い。それだけにオープンなスペースだと感じる。資料は市史、町史が主である。特に大きな災害に見舞われた事が無いのかある出来事を特集した書架も無い。郷土出身の小説家である宇崎千代の著書は特集されていた。
席も色々ある明るい読書スペースは勿論主人公が使っていた席は彼の心境に合わせたかのように薄暗かった。軽い読書から集中したい調べ物迄多様なニーズに応えている。
さて、「味処古川」の五平餅も食べねばというところで一区切り。本日はお付き合いくださいましてありがとうございました。
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