「君の名は。」飛騨の聖地巡礼の旅~夜汽車は無人駅へ

飛騨古川の駅に戻ってきた。明かりが在る待合室はどことなくほっとする。あれからすぐに日は沈み夜行性の生き物が活動を開始し始めた田舎道を歩いた。闇夜に佇む鳥居は只々色白く正面を見つめていた。田んぼを横切る道の途中は虫の声が涼しげだった。


真っ暗と言えど終列車は未だ後だ。途中駅に寄ることは出来る。猪谷方面行きの列車に乗り込んだ。今日は過ぎ行く古川の町の灯りが妙に懐かしい。そして暗い暗い田舎道へと入って行った。


降りたのは飛騨細江駅。この駅で新型のキハ25系車両を見送るとやはり時代の流れを感じずにいられない。昔雨宿りした駅だ。キハ40のエンジン音は忘れられない。


木造駅舎の暖かさは健在だ。それに安心してコンビニへと歩いた。近くにディリーヤマザキが在る。そこでパンとコーヒーを買い待合室へ戻った。
木の温もりが感じられる長椅子に掛けて一服。体は少し疲れているだけにこのような一時は大切だ。無人駅になって了っているものの決して殺風景ではない。窓口の跡などが残っており駅だなあと感じられる。辺りが静かな中のこの一軒の駅舎にコーヒーの香りを漂わせるなんて贅沢な一時だ。


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今回は其程長くは居られない。もう間も無く最終列車がやって来る。此の駅で寝ようかとも考えたがまた次の機会にしよう。やって来たのはやはりキハ25系車両だ。次こそは駅寝したいなという思いで車窓から見つめていた。
この飛騨細江駅を出ると崖づたいに走る。地形に阻まれて曲線が多くなる。窓の外は夜の森だ。
列車は角川駅に着いた。ここが今日の宿だ。列車が置いて行ったのは私と向かい側の使われていないホウムだった。やがて向こうに架かる鉄橋を渡って行って了うといよいよ静寂である。明日の朝も早い予定だ。寝よう。此の駅にはホウムの上に一つ、それから階段を降りた道路に面した処に一つ待合室がある。迷ったが、ホウムの待合室で寝る事にした。
長椅子があってよく寝られそうだ。座布団まである。
寝袋に入り暫くぼんやりとしていると踏み切りの音が聞こえた。回送列車だろうか。最終列車は行って了っている。さっき乗って来た列車が軽やかに駆けて行った。これで本当におしまいだ。眠い。

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One Reply to “「君の名は。」飛騨の聖地巡礼の旅~夜汽車は無人駅へ”

  1. こんばんは。
    はじめてコメントさせていただきます。

    夜空と木造白塗りの駅舎のコントラストが良いですね^ ^
    僕も駅の待合室が好きです。

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