日南線乗車記録 舟遊5月の九州旅

黒糖きな粉。名古屋人の私から見たら不思議な組み合わせなのだが九州では一般的なのであろうか。黒糖は確かに南国の名産品である。前の記事のディスカウント店で見つけ珍しかったので買ったこれが旅のお供。
 発車時刻が近づくと地元の乗客がちらほら集まって来た。高校生の通学利用が主であるようだ。一人一ボックスあてがわれる程の混み具合。ローカル線らしい光景だ。

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ようやく「汽車旅」の始まりだ。いつも鉄道利用でうろうろしているので旅の中盤でこのような心境は珍しい。ようやく我が家に辿り着いたとも言えて一寸自分が怖くなったりもする。
 列車は最果てから九州へと向かって漕ぎ出した。志布志の町の中はゆっくりゆっくりと進んで行く。やはり無番踏み切りが恐いのだろうか。そうして町を抜けると海沿いの線路に出る。海はいつ眺めても良いものだ。そして大阪へ向かう「フェリーさんふらわあ」も見られた。前の列車に乗り遅れて得したような気分だ。
 あっという間に串間駅に着いた。来る時のフェリーから到着より随分前に見えたのでもっと遠いと思っていた。山を背にした入り江の町のほんわりと生活感が漂って来たのを思い出す。
 串間駅を出てからはなんと山の中に入って行った。今迄の車窓が嘘のようだ。実は山岳路線でもあった。ディーゼルエンジンが唸っている。あと二時間位乗車時間があるし例の団子を食べてみよう。黒糖ときな粉は補完関係にある。濃厚さ担当が黒糖、香ばしさ担当がきな粉である。大変満たされた気分になる。
 沿線は魅力的な無人駅が多い。いっそう此処で降りて寝て了おうか。そう思って了う駅の数々に遭遇して了った。然し今自分は降りられない。残念だが仕方がない。どの駅も地形に合わせて造っている為にとても個性的だ。

 いつの間にか県境を越えて再び賑やかになってくる。一番列車が出る南郷駅を過ぎもうそろそろ降りても良いくらいだ。もう陽も暮れて了っているし何駅か回れそうな気も少しする。
 一寸疲れているので待合室がしっかり在る駅が良いな。そんな時目に留まったのが油津駅。とりあえず降りてみよう。交換駅らしいのでそれを見てから駅舎へ行こう。
 結構時間が掛かった上小雨も降ってきてしんどかったがヨンマルは良かった。
 油津駅は列車が来ない時間は静かだ。子ども達が描いた絵があったりベンチも木の香りがして来そうな物で美しい。もうここにしよう。此処で寝たい。続く!

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