189系おはようライナー乗車記1 入線時刻からが楽しかった

189系N102編成あさま色は最後の189系車両であり国鉄全盛期からの車両である。去就が注目されているが最近は旅行商品専用の臨時列車(ネタ臨)での運用も多い。それらの運用は車内外共に鉄道ファンでごった返すのが常である。然し、それとはまるで別世界のような運用がある。毎平日の朝塩尻長野間で運転されている「あはようライナー」である。土日休日に運転が無いのと朝とても早いので乗り辛いが機会に恵まれれば至福の一時である。

・要整理券の自由席
・塩尻駅入線は6時25分
・幕回しあり
(私が乗車した平成三十年10月25日のもの)

広告

 6時25分。辺りは既に大分明るくなっているが信州の風は肌寒い。そんな透き通った朝の空気の中で優雅な朝を演出するのがN102編成である。普通列車がせわしく出て行ったと思ったら三点のライトをこちらに向けて来る。営業列車として出発する迄30分と十分時間がある。
 そこから出発の準備が始まる。扉はまだ開かないのでのんびり写真でも撮っていたらあさま山が映えていた。幕を回していたのである。往年の特急や快速の幕一つ一つが旅情をそそる。
 恒例の運動会や罵声大会が無い為ホームシアターの様である。このホームの松本寄りには葡萄畑が在る。この自然の緑色とあさま色の車体がぴったり合っている。改めて素晴らしい色だと感じられた。
 扉が開き車内に入る。乗客は一両に数人といったところだろうか。車内の写真も写し放題。指定席ではないが問題なく希望の席を確保。そして朝食の準備。非常食の五目ごはんを峠の釜めしの容器に入れると雰囲気が出る。

 まだまだ時間はあるのでしげしげと車体を眺める。時折床下の機器類が鳴り出し国鉄型のアナログさを実感する。窓枠の峠の釜めしの容器も映えている。
 漸く出発時刻だ。ここからやっと乗車本番なのである。発車時刻が近づき乗客がパラパラと集まって来た。とは言えどほんの数人である。車内は閑散としている。扉がゴロゴロと閉まりいよいよ出発だ。するといきなりゴトンという音がした。これは客車列車だろうか。思わず釜めしの容器を抑える。更にゴトゴトとぶつかり合い漸く足並みが揃ったかと思うと次はポイントで揺れた。そうやって漸く葡萄畑の中の直線へと駆け出したのだった。

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 広告
シェア、拡散歓迎です!宜しくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA