寝台特急北斗星と北斗七星の話

Facebookの投稿を再掲しました。宜しければ。。。

 6月18日、私は上り北斗星号乗車の為に札幌に向かうことになっていた。翌日のB寝台が取れていたので札幌迄は新幹線とはまなすで行けばいいと思っていた。廃止の日が近づきもうその頃には「B寝台なら空いてますよ」という事も少なくなっていた。8時30分、ダメだろなと思いつつJRの電話予約にかけてみた。なんとソロとデュエットが一席ずつ空いていた。耳を疑いながらクレジット決済。前日の十時打ちに続きなんてついているのだろうか。
 上段である。晴れていれば星が綺麗なんだろうな。前回ソロに乗車した時は上段であったが星空どころか大雨で遅延したほどであった。リベンジを果たしたいが今日は曇り。半ば諦めていた。
 授業が1時間目だけだったので新幹線を使えば上野駅に出発には間に合った。しかしシャワーは取れず。まあいいや。個室に入ってもまたソロに乗れたことが半信半疑なまま列車が動き出した。天候はどんよりとした曇り。雲の形が芸術的ならばそれはそれで楽しいがそんな楽しみもなし。でも酒とつまみはいつも通りと気を取り直してさみしく乾杯。

窓はこんな感じ

地上の風景はそこそこ楽しめてパブタイムの時間になった。前から食べてみたかったハンバーグセットをいただいた。向かいの方はカレーを注文していた。思えば私の初グラシャリはカレーだった。あれ美味しいんだよな。無性に食べたくなった。帰りはこれにしよう。

奥の方が気になる
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部屋に戻って天気を確認した。なんと雲の隙間から星が顔を覗かしているではないか。狭い範囲しか見えないが都会より明るいのが判る。満天の星も素晴らしいが雲とのコラボレーションもまた自然の芸術。白い雲にまだら模様の星空。面白い。
 星を探すうえで大切になってくるのは方角。空の待ち合わせ場所とも言われている。しかし列車は、殊に在来線はグネグネ曲がるので方角が掴みにくい。それでも美しい星空は癒される。
 しばらくするとあの有名な星の並びが進行方向に微かに見えた。カレーの鍋の形っぽいけどホントにあれなのかな。北斗七星かな。とすればあれが北極星かな。思っていたより暗い。頬を窓に押し付けないとよくわからない。首が痛くなる。だけど、そうすることで北に向かってるという実感が湧く。進行方向は見にくい。
 やがて大きなカーブ。北斗七星が一気に真正面に来た。新幹線がトンネルで突き抜けている山々を在来線はぐるりと回り込む。進行方向は西向きになった。カシオペア座も見える。北極星と家来達。
やがて列車は眩しい光に包まれ星は姿を消す。市街地に入っていく。がくんがくん。ターミナル駅らしいのポイントの連続。青森、北の終着駅に着いた。
さて、機関車の交換を見学に行くとする。先客多し。よく見えず。私の向かいでカレーを食べていた方も出てきていた。たったそれだけの事でこの旅行記の重要人物になってしまうほど私は無性にカレーが食べたかった。鍋の形の北斗七星が美しいせいに違いない。帰りのパブ決定。

帰りのパブタイム
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さて、交代するのは機関車だけでない。車掌さんも交代になる。ここからは私の想像である。彼らからすれば、大変な長距離常務の最後に瞬きながら労いの言葉をかけてくれる星々なのかもしれない。そして、その星々の向こうへ旅立っていく列車が言うまでもなく海峡線寝台特急である。そんなことを考えていた。もしかしたらこの列車名は車掌さんのアイデア?
青森駅で3時間ほど停車。空がうっすらと明るんでくる。星はもう見えないだろうな。夜更かししてしまって眠い。お酒も回って来たことだし寝台を満喫することにした。
PS こんなこともあるからロイヤルウヤでもお天とさんは憎めない。この時はホントにありがたかった。

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