シンカリオンは特攻隊?

シンカリオンの1,2話を見ました。特攻隊みたいですね率直な感想。そしてポスト松本零士とも言えるのでは無いでしょうか?主人公が置かれた立場が戦時中追い詰められた日本や「宇宙戦艦ヤマト」の世界とよく似ているのです。

・子どもが守る
 先の大戦では、追い詰められた戦局の中で体当たり攻撃が敢行されました。重い爆弾を抱え込み敵の戦艦をめがけて突っ込むのです。そうして散って行った方々の多くは未成年でした。何故か。もう既に大人は徴兵し尽していたのです。そこで少年から志願兵を集めたのです。志願と言っても半ば強制みたいなところがあったようです。まさに子どもが守る時代に突入したのでした。

・訓練をササっと終えたばかり
 特攻隊も勿論訓練はしました。しかしガソリンが絶対的に不足していますし敵が目前に迫ってます。なので短期間での一応の動作の習得、出撃をせざるを得ませんでした。「宇宙戦艦ヤマト」の古代進らも訓練を終えたばかりの若者が乗り込みました。「シンカリオン」の速杉ハヤトはタブレットでシュミレーターをいじっただけで危機に遭遇、出撃しました。乗り組みの要員が突貫工事でした。

・身近な人を守りたい
 特攻隊員についてはいろいろな思いがありますが最後は家族、特に母親に宛てた遺書が多いです。世界大戦とか、国難とかいう以上に家族、友人を守りたいという気持ちが強かったようです。ハヤト君の「お父さんの役に立ちたかった」に通じるところがあります。

・窮地を救う
 「宇宙戦艦ヤマト」の元になった戦艦大和も最後は一種の特攻作戦で沖縄に向けて出撃し沈没させられました。片道の燃料で沖縄を守るために一か八かで出撃しました。護衛にあたる船など当時の日本には残っていませんでした。そして「宇宙戦艦ヤマト」でも単独で宇宙に乗り出します。地球の危機を救うために一か八かです。「シンカリオン」の第1,2話も同じような状況ですね。動かせるシンカリオンがE5系しか残ってないときに窮地です。

・語り継がれる特攻 実際の戦争→戦争経験世代の作品→次の世代へ
 特攻隊のエピソードが堕胎換骨されて今に語り継がれているのですね。池添隆博監督は直接第二次世界大戦を経験していません。特攻のエピソードを聴いたか或いは松本零士監督ら戦争経験世代の作品の影響なのか。それとも完全な偶然一致なのか。池添隆博監督は『松本零士「オズマ」』(2012年)でも監督を務めています。この作品は松本零士先生が長らく未発表だった作品をアニメ化したもので、お蔵入りしているものを掘り起こせるくらい精通していたという証拠です。なので松本零士先生の影響説が近いのかもしれません。こうして戦後70年以上経過した現在でも特攻隊の話は日本人の心に根付いているのですね。

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