平成最後のダイヤ改正、北海道廃止駅駅寝旅~12素敵な駅でした。

 昨夜見た集会所は矢張り使われている気配が無い近付くにも少し勇気が要る雰囲気だ。小学校跡は標が立っているだけの更地。雪が融けたら思い出の遺骨のような建物の基礎がひょっこり現れるかも知れないな。
 国道へ至る道の方へも行ってみた。延々と続く道が在る。その向こうにポツりと牛舎みたいな建物だ。遠くから見ても割と立派でやっと生活感がある物を目にしたのだ。雪も深いしとても遠い場所なので行っている暇が無い。今回の旅は駅が目的である。

 次にやって来た列車もキハ40系である。インターネットでこの型の車両が来たらラッキーと言うような事が言われていたのでしっかり調べないと乗れないような珍しい運用かと思ったらそうでも無いようだ。そして私はこの折り返し列車に乗ろうかとも思っていたので、初田牛駅の思い出はキハ40系で作られることになるのか。
JR北海道色の帯は流石に雪に合わせてある。ほんのりとした萌黄色が優しい。秘境駅と共に平成の北海道の光景となったこれもいよいよ見納めである。

 誰も乗降無くコトコトと走って行った。さて、私はどうしよう。予定通り動くならあと一時間の滞在。然し雪だるまが融けそうな気温になって来たので次の列車でも良いか。悩む。

 予定では釧路での待ち時間が長くなって了う。釧路で休もうか、それとも快速停車駅に行って駅を眺めて快速に乗れば同じ列車に乗り継げる。
 予定の列車は根室行き。その折り返しが例の快速列車となる。根室方面の快速停車駅迄行って折り返す事になる。その次の便は次の直別到着が遅くなって了う。
 まあ、暖かいし、長く居たい。折り返し乗車する事にした。
 そうとなれば時間はある。駅裏へ行こう。明るい時間の駅はどんな様子だろうか。踏切からは小さな点にしか見えなかった。灯りが無いからそうなるのだ。そして駅を正面にしてみるととても美しかった。こんな大自然の中にありながら、また無人駅でありながら人の活動の拠点として機能しているのは明らかだ。そして列車はやって来る。唯停まって動くだけである。何か尊い物を運んで来たようにも思える。

Ad




 私が駅に戻るのとほぼ同時に車が一台やって来た。鉄道マニアかと思ったが保線の方みたいな感じだ。各々のシャベルを担ぎ出し、
「こりゃあ酷いことになっている。」
 と言いながらホームの雪を除け始めた。こんな収益がほぼ無い駅なのに除雪して貰えるのは申し訳ない気分だ。

 改めて駅ノートを拝見する。昆布盛駅にも行ったと言う秘境駅マニアが多い。そう言えば近くにあるのだ。確かめてみるとそこは快速停車駅だ。これなら折り返えせる。この事に気が付かせて下さった記帳者の皆様には感謝したい。

 延長時間は総滞在時間からすればあっという間だ。名残惜しいが一息付いてホームに立つ。赤い帯が目立つキハ56系。ステンレス製の新しい型だがすっかり北海道のローカル線に馴染んでいる。否、そういえばこれでも「国鉄型」だ。40系よりは新しいし銀ギラ銀だからうっかりして了う。
 発車して了えばあっけなかった。小駅はすぐに遠ざかり雪原の中だ。
Ad



にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

バナー
新海誠監督作品について考えたこと

 

シェア、拡散歓迎です!宜しくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA