平成最後のダイヤ改正、北海道廃止駅駅寝旅~21占冠駅で降りたら山だった

 自由席の利用であったが余裕で座る事が出来た。これ位空いていれば快適だ。
「次のトマムからは沢山の方のご利用が見込まれ・・・」
 とのアナウンス。忘れていた。外国人向けのリゾートがあるこの駅の事を。見込み通り沢山の人が乗って来た。通路に迄溢れる程ではないので悪くはないが車内は一変した。ここは日本か。

 さて、私はその次の占冠駅で降りる。序に夕張方面へ寄って行こうと思ったら接続が悪い。一本見送っても問題無い。そこで駅巡りをしようとという訳だ。この辺りの駅もなかなか行ける機会は無いので丁度良い。

 人口がとても少ない村だが駅は立派だ。何と言っても特急しか停まらない。ホームは勿論長く作ってあるが降りたのは私一人だけであった。駅のすぐ近くに立派なスノーシェルターがどんと構えている。国鉄が貫通させたその意地を感じる。駅舎に入ったら暖かかった。強力なストーブのお陰で暑いくらいだ。待合室は広く観光客が多く押し寄せても大丈夫だ。この辺りの観光シーズンは夏なのだろうか。スキー場は無かっただろうか。

 村の中心部迄は2,3キロある。札幌と道東を直線で結ぶ為の路線。あまり沿線は考慮されていない。足をつった感じがあるし一時間少々で往復できそうに無いので断念。そして駅は極楽だ。暖かい。そうは言っても折角来たのに閉じ籠っているのも味気ない。外に出てみよう。駅の外観は小振りな新幹線駅みたいだ。まあ建設された時代と目的が似ているのだからそうなるだろう。事務所の隣りは保線区がある。周りは見事な迄に雪山だ。スキー場とは違い木もびっしり生えている。
 駅前にレストハウスが有ったので入ってみた。中は閑散としている。レストランも営業しているのだろうか。そして広々としたロビーに革のソファー、省エネという発想が無さそうな程効かせてある暖房から昭和を感じた。昼寝に良いぞこれは。その一方でフリーワイファイがあるのは平成らしいな。
 親子の熊の剥製が飾ってある。この辺りで仕留められたものらしい。北海道での野宿というのはこういうのに遭遇する事もあるという事なのだと再認識。恐ろしい話だ。大きさはそんなに無いけど力は強いのだろう。

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 少々うとうと出来た事だし一寸歩いてみよう。外へ出ても駅前には山の向こうまで延びる道路と村営住宅が一棟。それから営業しているか分からない店が数件あるだけ。森林浴ならぬ雪山浴という感じだ。山の気を充分に吸い込んで反対列車の通過を見届けて駅に戻った。

 列車の時刻迄少々余裕がある。駅スタンプを押させて貰えた。私のノートに昨年引退したキハ183系の初期車がどおんと現れた。懐かしい。そして今でも名車として語り継がれる車両なのだな。

 列車の時刻になった。私の他にもう一人客がいた。自由席車両は先頭車。駅舎からだいぶ距離がある。歩いているうちに列車が着いたので取り敢えず乗車。村を離れ再び山の中に入って行った。今日はさようなら占冠。自由席車両にでも行くとするか。

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