陽菜ちゃん雨女説についてさらに詳しく掘り下げてみた

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このツイートには目から鱗です。確かに冷静になって考えれば稲荷系の自然霊は出て来ません。そして祈る時も雨を撥ね上げている、つまり雨を操っている訳です。

 また、雷を落とす事が出来るという点も雨女の能力でしょう。雷神は古くから水神の属性を持っています。
 占いお婆の言う女の特徴の一つに大雑把な性格というのがあります。あのチャーハンは計画性なくアパートに有ったものと帆高の手土産をフライパンに投入しています。最後のネギなんて最たるものです。

一方廃ビルの神社は稲荷神社です。朱い鳥居がその証ですね。晴れ女に憑いている自然霊ですね。そこで空と繋がり「晴れ女」になったのです。
 また稲荷神社のご利益は即効性のあるけれど長続きしないという特徴もあります。「晴れ女ビジネス」は一時依頼が殺到し利益を出しますがすぐに休業、事実上廃業になってしまいます。

・職業適性からズレた職業の選択
 陽菜にとっての晴れ女ビジネスはそういうことであったのでしょう。本当の適正は雨女なのに晴れ女をしていたのです。儲かるし自分が必要とされるので輝いていますがやはり性に合わないのでしんどくなるのです。
 同じような立場なのが夏美さんです。彼女もまた職業適性に悩みます。就職活動を始めるもなかなか内定を貰えません。仮面のような化粧をしてリクルートスーツで街をぐるぐるする日々が続きます。そんな中で「バイクで派手に走り回る機会」を得て「これだ!」と気が付くのです。
 彼女の場合就職に漕ぎ着けていませんが自分の適正に合わない事にしがみついて疲弊してしまったことには変わりありません。

・飛ばされるシーンの解釈

 予告編でも使われている田端の坂道で突風に襲われ陽菜が舞い上がるシーンの解釈です。端的に言うと晴れ女と言うを化けの皮剥がされるシーンなのです。須賀の晴れ女の依頼の後二人アパートに向かっている最中の出来事です。晴れ女をしていた時のままの服装です。赤系の暖かみのある色の上着です。それが飛ばされいつものノースリーブの姿を帆高が目にする訳です。帆高に素の自分を見せるのです。そのような感じです。

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漠然とした憧れ  消えてゆく想い~過去作の人々

新海作品の中で何かに一途でそれを真っ直ぐ一生かけて何かを成し遂げようとするのは孝雄くらいなものです。大抵どこかで躓きます。

「秒速5センチメートル」

貴樹は一度退職しダメになります。切実だった思いが途切れてしまいます。あの会社に通い高層ビル群と言う「遠く美しい何かに向かって進んでいる」気分に浸るのに疲れてしまったのでしょう。

「言の葉の庭」

 雪野はキラキラとした世界の一部になりたかったけれど不登校になってしまいます。

「君の名は。」
 高校生の頃かそれ以前から新築にあった瀧は就職活動で建設業を中心に面接を受けます。しかし、上手く行かずよく分からない会社のサラリーマンになります。そしてそんなことどうでもよくなるようなラストに至ります。

 「天気の子」ですが光のさすキラキラとした世界(=廃ビルの神社)に惹かれそこで空と繋がります。そして晴れ女になるも挫折してしまいます。

 新海監督作品で前からのパターンなのです。未視聴の方は是非ご視聴下さい。

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