【天気の子】監督が「悪役」?これは人間への警鐘なのかしら?

前回のブログの内容と同じような内容だけど言い方変えてみます。。。

「天気の子」に対する皆様の反応を見ていると戦争、暴力は絶対ダメと言う「押し付けの平和教育」は限界なのだなと感じます。そのような教育が本当に効果的なら須賀さんが称賛される筈です。廃ビルでの須賀の言動を思い出してみましょう。彼がやっていたことは・・・

・帆高に「話せば分かってもらえる」と言って出頭を促したり突入して来た警察官に「ちゃんと説明しますから」といって彼らをなだめたりして対話での解決を試みた。

・「だいたいさあ、あんたらだって酷えだろ!?」と警察の実力行使を批判した。

・あの場で一人だけ武器を持たず両手を挙げ人間の盾になっていた。

と模範解答的な行動をとっていますね。もしも「押し付けの平和教育」が正しいことを言っていて人々が受け入れているなら彼に共感が集まる筈です。そして邪魔者扱いされることに非難の声が上がる筈なのです。

そういう風にならずに拳銃をぶっ放す家出少年に共感が集まるのは何故でしょうか?須賀さえも暴力を振るってしまいますがこの行動はどう評価すべきでしょうか?そして何故私たちはこんな作品に熱狂的になれるのでしょうか?

 と言いつつ著者も熱狂的になっている一人です。なのでこの作品がおかしいと言って思想を押し付けようとかは考えていません。むしろこの作品を見ていてスカッとしました。昔考えていた事をしっかり代弁してくれた作品です。
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 でも冷静になって考えると怖い作品でもありますね。喧嘩って痛いし怖いですよね。それに人が死んでいた可能性もありますよね。

 では暴力沙汰にならないために帆高が大人しくしていれば良かったでしょうか?それもなんだか許せないでしょう。陽菜一人が人柱になっている状況は残酷な現実です。

 そう言うなら話を着けてから救出に向かうのもありなのではないでしょうか?でも話して通じますでしょうか?

 この作品や皆様の反応から何が学べるでしょうか?これは架空の話なのでまだ良かったとして現実世界について考えるきっかけになればと思います。

 人間というのは理不尽に追い詰めると暴力を使ってでも実現しようとする正義に熱狂してしまうという生き物のようです。これは国同士の問題なら戦争に発展しかねないですね。そういう危うい深層心理が私達にも存在していたということでしょう。だからこうも熱狂的になるのでしょう。

 こんな生き物だからこそおかしな状況を作らないという事が必要なのではないでしょうか?この作品の世界で暴力が肯定される根拠は何なのでしょうか?理不尽な圧力、大人への不信感等々様々です。それに気が付いて行動していれば帆高は追い詰められる事無く殴り合いも無かったかもしれません。

 もしくは喧嘩を避けて我慢するくらいなら殴り合いでもなんでもやってしまった方が良いでしょうか?理不尽な事を放置するくらいなら快刀乱麻してしまったほうが良いという考えもあります。下手したら死にますけど。

 こうして考えていると「押し付けの平和教育」、「絶対に」戦争、暴力はいけないと強要するのはかえって息苦しいので共感が得られていないのではないかと思います。また、この作品に熱狂してしまう私達ですからそれをうまく機能させられない可能性を孕んでいるとがよく分かったと思います。ちゃんと機能してたら須賀さんが称賛されあの展開に批判が殺到するはずですから。

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 それにしても新海監督の本心が分かりません。まさか本気で戦争を望んでいるわけではないでしょう。最大のパートナーである野田洋次郎さんが「戦争はいやだ」とツイッターで繰り返してます。彼が映画に協力しているところからもわかります。とてもぶっ飛んだ考え方で気を悪くされるかもしれませんが監督は「悪役」を演じているのかもしれません。盲目な一般市民を催眠術で操っていて最後に我に返る展開を望んでいるのかもしれません。あくまで「役」ですから本物の悪魔と違って世界征服とかは考えていないでしょう。逆に本物の悪魔のとんでもないことに加担しかねない人間の本性に気が付かせる意図が有ったのかもしれません。そうでもなく監督自身答えが出ていなくて、自分の立場は悪役なのかとかも判然としていないのかもしれません。そして見た人たちに考えてもらう為の作品なのかもしれません。

本物の悪魔、正体は何でしょうか?人そのものなのか経済的な環境なのか天気なのか。

 歴史が繰り返される不安を完全に取り除くのは難しいかもしれません。しかし、その芽を少しでも摘み取る事は出来るのではないでしょうか?帆高を追い詰め観客を熱狂的にしてしまった原因は一体何でしょう?理不尽や不信感等々が作中で募っていたと思います。今一度作中や身の回りのそれらについて検証してみては如何でしょうか?そうすれば無用な争いの回避に繋がるかもしれません。

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