関電トロリーバス 料金・運賃はそこそこしたけど楽しいです 昭和を求めて日本縦貫

トロリーバスは30分毎に発車する。長野駅で長居して了ったのでのんびりしてはいられない。さっとチケットを購入。
・富山駅まで9490円
そこそこする。
・トロリーバスだけ往復運賃は2570円
片道15分の乗車でこれだけかかる。完全に観光地価格である。最後にもう一往復しようかと思ったが考えものだ。

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 改札の列を見るとおじさんおばさん達が多く乗り納めの鉄道マニアはいないようだ。その方が平和で良い。
 いよいよ改札である。発車時刻が迫っているのであまり撮影とかは出来ない。一通り見るだけで終わった。写真で見た通りバスなのに架線がある。その原理は大して難しくないが不思議な光景だ。昭和の時代は町中を走っていたのかとしみじみ考えながら眺めた。
 着席はできたが満員御礼。タイヤの上の席という一寸窮屈ではあるがバスらしい席だ発車メロディーが鳴り終えると駅長さんが登場。レトロな発車の合図を送っていた。そして先行のバスが地下鉄のVVVFの音を高らかに駆け出して行った。名古屋市営地下鉄鶴舞線の3050系の音が近い。息継ぎをしながら速くなっていくあの平成初期の音だ。
 次は私達のバスの番だ。十分間隔を開けて駅長さんが合図する。矢張地下鉄のようだ。然し、発車して間もなくするとバスが傾く。急な坂を登っているのだ。鉄道はこうはなるまい。そして右手には紅葉の絨毯が広がる。然しこれは一瞬でありトンネルへと突入して行った。バスの息継ぎの音もぐっと堪えているのが解る。それ程急な坂なのだ。
 あとはひたすらトンネルである。しかし、一般道の白く整った壁とは異なる。ゴツゴツした事業用のトンネルである。そして、一車線しかない為狭く洞窟探検のようである。音も反響してより大きくなっている。
 窓の外を見ていると鉄道標識らしきも物がある。トロリーバスは法律的には鉄道扱いなのだ。勾配を示す白い標識である。一瞬の事でよく読めなかったが単位はパーミルだろうか。相当急な筈である。
 地下で県境を越えて間もなくすると破砕帯へ。青い光が灯っている。大量の湧き水が出て工事が止まった地点らしい。「黒部の太陽」を見ていないのでよく知らないが今も水が湧いていて一寸怖かった。
 速度がみるみるうちに落ちていったかと思うと屋根の上でバンという音がした。ここで行き違いらしい。さっきの音はポイントを通過する時に一旦トロリーを離してまた付けた時の音のようだ。成る程、こうやっていたのか。二本の架線が必要なだけにそのところをどう交差させているのか疑問だったのだ。
 やがて反対側からもバスがやって来て交換である。そして再びバンという音を立てて一路黒部ダム駅へと向かう。駅の近付くと細々とした「一般人立ち入り禁止」のトンネルが分かれていて発電所が近いと感じた。

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 黒部ダム駅は地下にあった。タイルが貼られた一寸古い地下鉄の駅みたいだ。ホームは無く地べたに直に降りた。急かされる事無くしげしげと車体を眺められて満足である。更に通標まで見せて頂けた。行き違いの時にこれを交換していたらしい。この標はダム駅と行き違い地点を往復したようだ。

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 若干時間に余裕があるので発車する所を撮る事に
した。黒部ダム観光用の出口の他に本格的な登山客用の出口がある。そちらへは短い距離ではあるがバスのトンネル内を歩くそして絶好の撮影ポイントだ。ただ、トンネル内だけあって暗い為ISO感度を上げなければならない。それからシャッタースピードはバスの加速力がどれ程なのか判らないのでどうしようか。
 能天気な発車メロディーが聞こえてきたらいよいよやって来る。動画と共にスタンバイOK。廃止前なのに平和だ。
 発車のクラクションと共に急なカーブの向こうからやって来る。普通の鉄道写真ではあり得ないカーブだけに感覚が掴めないが撮ることが出来た。三台続けて来るものだからこれでもかと走りを見せつけられた。

 二つ目の昭和はトロリーバスであった。大阪とかはこれが町中を走っていたらしい。とはいっても現行の車両は平成に入ってから作られたものだがデザインや架線からの電力で走るところからタイムスリップしたような光景に見えた。なかなか楽しい乗り物であった。

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189系おはようライナー乗車記1 入線時刻からが楽しかった

189系N102編成あさま色は最後の189系車両であり国鉄全盛期からの車両である。去就が注目されているが最近は旅行商品専用の臨時列車(ネタ臨)での運用も多い。それらの運用は車内外共に鉄道ファンでごった返すのが常である。然し、それとはまるで別世界のような運用がある。毎平日の朝塩尻長野間で運転されている「あはようライナー」である。土日休日に運転が無いのと朝とても早いので乗り辛いが機会に恵まれれば至福の一時である。

・要整理券の自由席
・塩尻駅入線は6時25分
・幕回しあり
(私が乗車した平成三十年10月25日のもの)

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 6時25分。辺りは既に大分明るくなっているが信州の風は肌寒い。そんな透き通った朝の空気の中で優雅な朝を演出するのがN102編成である。普通列車がせわしく出て行ったと思ったら三点のライトをこちらに向けて来る。営業列車として出発する迄30分と十分時間がある。
 そこから出発の準備が始まる。扉はまだ開かないのでのんびり写真でも撮っていたらあさま山が映えていた。幕を回していたのである。往年の特急や快速の幕一つ一つが旅情をそそる。
 恒例の運動会や罵声大会が無い為ホームシアターの様である。このホームの松本寄りには葡萄畑が在る。この自然の緑色とあさま色の車体がぴったり合っている。改めて素晴らしい色だと感じられた。
 扉が開き車内に入る。乗客は一両に数人といったところだろうか。車内の写真も写し放題。指定席ではないが問題なく希望の席を確保。そして朝食の準備。非常食の五目ごはんを峠の釜めしの容器に入れると雰囲気が出る。

 まだまだ時間はあるのでしげしげと車体を眺める。時折床下の機器類が鳴り出し国鉄型のアナログさを実感する。窓枠の峠の釜めしの容器も映えている。
 漸く出発時刻だ。ここからやっと乗車本番なのである。発車時刻が近づき乗客がパラパラと集まって来た。とは言えどほんの数人である。車内は閑散としている。扉がゴロゴロと閉まりいよいよ出発だ。するといきなりゴトンという音がした。これは客車列車だろうか。思わず釜めしの容器を抑える。更にゴトゴトとぶつかり合い漸く足並みが揃ったかと思うと次はポイントで揺れた。そうやって漸く葡萄畑の中の直線へと駆け出したのだった。

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